落雷対策に関する情報を紹介しています。

落雷対策で損害を最小化するための工夫

落雷対策と聞いたとき、ビルやマンションの屋上にある避雷針をイメージされる人は多いのではないでしょうか。
避雷針は落雷対策で必要不可欠な存在ではあるけれども、建築基準法の中では高さが20mを超える建造物や火薬庫などは設置義務はあるけれども、20mを満たないビルやマンションなどでは設置義務そのものがないので、落雷対策が講じられていないケースも少なくありません。
また、一般的なアパートや一戸建て住宅などには避雷針がないわけですから、落雷のリスクがないとはいい切れないわけです。
雷が遠くって鳴っているとき、それが夜間であれば稲妻が光ってから音が聞こえるまでの時間を計算することができる、光ってから10秒以上経過してから音が鳴った場合は遠くで、数秒後に聞こえるときには近くなど古くからこのように判断されています。
ただ、雷雲は風向きで移動しますし落雷がどのような場所に生じるのかなど予測ができないため、雷鳴が聞こえたときには電源コンセントを抜くなどの工夫が大切です。

雷を遮断して一次被害や二次被害を防ぐ落雷対策

日本では毎年のように落雷事故が発生していて業種や事業規模や地域を問わず、電源線や通信線が接続されたあらゆる系 統に被害が出ています。
落雷による被害による被害、は一次被害および休業損失などの二次的な被害総額を含めると年間2000億円にも達すると言われていて企業にかなりの損害を与えているのです。
そして最近増加している被害の多くは、落雷が建造物内部に侵入して電気電子機器を破壊するというもので遮断する落雷対策を行う必要があります。
また落雷対策には雷撃の種類に応じた対策を講じることが重要で、直撃雷には避雷針などから構成される外部保護システムが要ります。
それから電源線や通信線を伝って侵入してくる誘導雷には、対象物を保護するSPDの設置し逆流雷の対策には耐雷トランスなどを設置します。
リスクを回避軽減するには設置対象に適したSPDの導入が有効で、通信や電力や鉄道や金融などの業界に向けて培ってきた知見と技術のあるメーカーに相談するといいです。